一戸建てのマイホームなどで快適な住まいを保ちたいと思ったら、外壁塗装のメンテナンス工事をして防水性能が劣化しないようにすることが重要です。外壁塗装の耐用年数は一般的には10年とされていますが、塗料によってもさまざまでありかなり大きな年数の幅がありますので専門業者に相談することがおすすめです。
たとえば多少は使用する塗料の金額が高くても塗膜のもちが良くて劣化が進まず耐用年数が長ければ、初期投資としては掛かりますが長い目で見れば安く仕上がったことになります。何故かというと外壁塗装をおこなう度にかかる費用として、人件費や足場の組み立てや解体の費用が考えられるからなのです。そうだとしたら塗膜が長持ちして外壁塗装の回数が少ないほうが、明らかに安くて効率的だと考えられるのではないでしょうか。決して安い費用でおこなえるメンテナンス工事ではありませんので、専門の業者とよくよく相談して経済的な方法を探ってみることが大切です。
外壁塗装をする場合には、それが将来的にクオリティを保っていられる期間を知ることは重要なポイントです。このような耐用年数には一定の相場がありますが、実は使用した塗料の種類によっても大きく異なります。
たとえばホームセンターで気軽に購入でき、日曜大工でもおなじみのアクリル系塗料の場合には、他の種類の塗料と比較してもっとも短く5年程度となっています。いっぽうでグレードの高い公共施設の外壁塗装にも多く用いられているフッ素系塗料の場合であれば10年以上、最長であれば20年程度の期間にわたって塗り替えが不要ということもあります。もちろん塗料の種類だけではなく、建物のなかでの塗る位置や建物がある地域の気候的な特徴、製造したメーカーなどによってもある程度の幅が生じます。一般的にいえば価格が高いものほど耐用年数も長いという関係が当てはまりますので、工事そのものの価格だけではなく、今後の塗り替えまでも含めて年当たりでいくらのコストがかかるのかに置き換えて判断するのがよいといえます。